最近ウォーターサーバーを「無料で貸し出します!」「プレゼントも付けますよ!」という営業が多いですよね。
私の経営しているお店にもたびたび来られます。
なんか「無料って胡散臭いな……」と思ってしまって、断り続けていたんですが。
そもそもなんで無料で貸し出してやっていけるのか、どうやって利益を出しているのか、そのカラクリを調査してみました。
ウォーターサーバーとは
ウォーターサーバーいろいろ
ここでいうウォーターサーバーとは、写真のような冷水と温水が簡単に出てくる電気ポットのデカい版です。
サーバー本体を設置すれば、お水の入ったタンクを交換するだけでいつでも美味しいミネラルウォーターが飲めますね。
ミネラル栄養成分の含有量も、市販のミネラルウォーターよりウォーターサーバーのほうが大量に含まれているものがほとんどです。美容と健康に良いっていうのは本当のよう。
赤ちゃんのミルクサーバーとしても使えますし。
また、地震など災害時のための備蓄用タンクにもなりえますので、普段から飲料水を購入されている方は検討されてみてもいいかもしれません。ペットボトルのゴミも減りますしね。もちろんお水は玄関まで届けてくれます。
最近ではインテリアとしてインスタ映えするオシャレなウォーターサーバーも多数出ているようです。
いいことづくし!
メリットしかない!
……だけで終わる訳にはいきません。
ちゃんとデメリットもあるのでお話していきますね。
ウォーターサーバーは維持費がかかる?
デメリットは、当然ながらランニングコストですよね。
気になるところです。
ウォーターサーバーにかかる維持費は、
・サーバー機器レンタル料
・お水の購入費用
・電気代
・メンテナンス料
というものが考えられます。
そこで市販の飲料水を買う場合とウォーターサーバーで比較してみました。
維持費/1ヵ月 | 市販の飲料水 &電気ポット |
ウォーターサーバー |
---|---|---|
お水の購入費(24L) | ¥2,880~ | ¥3,000前後 |
レンタル料 | 必要なし | ¥0~ |
メンテナンス料 | 必要なし | ¥0~ |
光熱費 (保温・湯沸かし※) |
¥450~ | ¥330~ |
合計/1ヵ月 | ¥3,330~ | ¥3,330~ |
※電気ポットの電気代は1日1回湯沸かしと常時保温、ウォーターサーバーは常時接続・保温していた場合の目安料金です。
ふむ。
つまり同じような使い方では、全く差がないということです。
飲料水の場合は冷蔵庫で冷やしたり、ガスで沸かしたりするともっとかかるわけですし。
お湯を沸かすための時間やゴミ捨てなどの手間を省けるなら、購入を検討する価値は十分にありそう。
ゆとりある時間は人生を豊かにしますしね。
無料のカラクリはズバリ!
サーバー本体の料金はどこへ
さて、毎月の維持費はほとんど変わらないということが分かった訳ですが、本題の貸し出し無料な理由が気になりますよね。
お水の購入費以外、初期費用がかからないわけなのですから。
そんなのでウォーターサーバーの会社はやっていけるんでしょうか?
利益はどこから?
まず無料になっているウォーターサーバーの本体価格は、本来いくらなのかを調べてみました。
レンタルではなく、購入するとなるとだいたい3万5千円前後で売られています。安いのを探せば2万円を切るものもありました。
しかし、もちろんお水は配達してくれませんし、メンテナンスも付いてないわけですので、ウォーターサーバーにするメリットがないのでは?
それでも購入する人はいます。
例えば「水道水を自分で入れて使うんだ!」って人や、「硬水じゃなきゃイヤ」って人です。
たしかに水道水ならお水の購入費はかかりませんし、宅配のお水はほぼ全て軟水なので、硬派(?)な人やお水の質にこだわらない人ならアリですね! 水道水でもウォーターサーバーとしてちゃんと保温も冷却もできますから。
で、なぜ宅配のウォーターサーバー契約は、本体が無料なのか。
それはズバリ
「お水の購入費に上乗せされている」
からなのです。
水の原価。天然水か人工水か
ウォーターサーバーに入れるお水の値段ですが、先述の通り12リットルで1,500円前後です。
しかし、よく考えてみてください。
天然水ってなに?
どっから取ってくるの?
なんか天然水って体に良さそうですし、人工的に作ったミネラルウォーターより高そうなイメージがあります。
ですが、実際は簡単な話、井戸から汲み上げた水イコール天然水なんですね。
いわば天然にあるものだから原価はゼロ。
そこにウォーターサーバーの本体代や人件費などの経費を乗せて1,500円前後で販売しているわけです。
原価ゼロならウォーターサーバー会社はぼろ儲けじゃないか、って思いますよね。
しかしそうでもないようなんです。
先述の「料金比較」でも書きましたが、市販の飲料水とほぼ変わらないような値段で配送や営業までしているわけですし、すぐにウォーターサーバー本体の代金を回収できるほどの利益が出る価格ではありません。
天然水ではなく人工のミネラルウォーターならさらに加工費用がかかるわけで。
実際、人工水で販売している業界最大手のクリスタルクララさん、2016年3月期は赤字転落してました。
あのクリクラが!?ってぐらい有名どころですよね。
この手のビジネスはとにかく継続課金してくれる顧客が沢山増えてからやっと利益が膨らんでくるタイプですから、こんなに安く販売していては利益率がかなり悪く厳しいんだろうと言われています。
つまりお客の立場からすると、裏があるわけではなく本当に安く提供してもらえてるってことですから、もしウォーターサーバーの導入を悩んでこのサイトに辿り着いた方は、前向きに考えていいと思います。
契約・解約トラブル!?
気軽に契約しても大丈夫なの?
ウォーターサーバー。
利用する側の私たちにとっては、とってもお得なサービスということが分かりました。
しかし、気軽に契約しても良いものなのでしょうか。
私は契約となると慎重になる派なので、少し掘り下げて詳しく書きたいと思います。
まず、避けたいウォーターサーバー会社としては、
・料金や費用が分かりにくいところは×
・解約について明記していないところは×
こんな会社は契約しないほうがいいですね。
ウォーターサーバーはあくまで継続課金のビジネスです。
そのために契約の条件として、携帯会社のような〇年縛りであったり解約違約金が発生するところがほとんどです。
平均的には最低注文期間が半年~2年以内に解約すると5千~9千円の違約金、といった会社が多いですね。
それでも安すぎるぐらいなので、メーカーとしては最低限の回収もできてないでしょうが・・・
ですから契約期間についてはそうゆうものだと割り切れますが、毎月かかる料金や費用が分かりにくくされているところは問題ですね。
そして違約金を支払う条件はどういった時なのか、いくらなのか、このあたりも明記されていないところは避けましょう。
実際にあった解約トラブル
契約については下記のようなクレームが多いそうなので、よく読んで契約しましょう。
・旅行や仕事で長期的に家を空ける休止期間にも月額料金が発生した
・契約期間中に本体を交換してもらったら契約期間が一度リセットされて解約に違約金が発生した
・においが気になったり、水漏れがあったので解約したが違約金が発生した
ウォーターサーバーの選び方
赤ちゃんにもお勧めの家庭用はコレ
というわけで、昔はお金持ちが置くものと言われていたウォーターサーバーですが、美容・健康のためだったり手間や時間を省けることを考えたらコスパも良いものです。
さらに赤ちゃんがいる家庭でしたら非常に重宝するでしょう。
なぜなら夜中にお湯を沸かしてミルクを作るという手間が省けるわけですから。
子育てママさんは自分のためにも、そして赤ちゃんのためにも常に時短できるところは時短して、元気なママさんでいる必要がありますよね。
子供が小さい間だけでも絶対にあったほうがいいです。
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富士山の恵みから生まれた天然水【フレシャス】
維持費においても水道やガスを使うのとほとんど変わらないので、毎日子育てに大変なママさんの負担を少しでも減らすため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ママが元気でニコニコなら旦那さんも喜びますよね。
会社・店舗向けは? 経費でいける?
従業員のために事務所にウォーターサーバーを設置したい。
病院や美容室、接骨院やエステサロンなど、患者さんに利用してもらうためにウォーターサーバーを導入したい。
そんな使い方も、もちろん経費で落とせます。
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↑↑卓上タイプもあるので、家庭用としても使い勝手が良いですよ。